そらの孔日記

荒井ミサがたまーに書く日記。

公演延期のご報告

お久しぶりです。演劇企画ヱウレーカの荒井です。

このブログにも足を運んでいただけるということは、私、ないしヱウレーカのことを気にかけていただいている、興味を持ってくださっている方なのではと推察いたします。閲覧いただきありがとうございます。

 

この度、演劇企画ヱウレーカは、2021年9月の上演を予定していた『常久のロンダ』『躒日のリヴォル』両作の公演延期※を決めました。(詳細はこちら

コロナ禍の中でも参加の意志を固めてくれていた関係者各位。数え切れないサポートをしてくれた劇場関係者様。そしてなにより、上演を楽しみにしてくださっていたお客様。皆様に対して、この場を借りて謝罪と御礼をお伝え出来ればと思います。

このような判断をしてしまい、申し訳ございません。これまで応援してくださって、ありがとうございます。

 

この二作品をお待ちいただいた皆様に少しでも楽しんでいただけるよう、映像やビジュアルの公開・販売準備を進めてまいります。お待たせしてしまい恐れ入りますが、暫しお待ちくださいませ。

 

 

 

 

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ここからは私個人の話。

 

この時期に公演をすると決めたのは、2020年の話でした。本当はリヴォルと別の作品で同時上映するところを、延期したロンダと抱き合わせた形でした。

公演中止や延期も有り得るけど、ワクチン接種など、現状よりマシになっているだろう、と考えていました。オリンピックやらないと思ってた。

でもそんな事なかったしなんなら色々炎上したり問題起こったり緊急事態宣言出まくったりで、劇団としてのコメントにもあったとおり現在も未来も「正直よくわからない」です。

ずっと怖いし、ずっと不安。でも演劇がしたい、というのなら覚悟持って守るもの守ってやることやって、状況見ながら考え続ける。というのが私の行動指針でした。

公演2週間前に急だな。そりゃそうだと思います。粘って粘って、沢山考えて、それまで誰からも意見があがってこなかった状況も怖くなって、劇団員を招集しました。

満場一致で「やりたいけど、情勢や興行、安全性を考えると難しい」という意見でした。そして、後者を覆せるだけの根拠がなかった。その日のうちに延期を決めました。

笑うくらいしか出来なかったです。現状の恐ろしさに対する認識が薄れているんだなとも思いました。ずっと変わり続ける状況であれど、慣れとか、飽きとか、当たり前とか、そういうものになってしまったのかなあ、と怖くなりました。

 

公演延期を決めてから、騙し騙し走ってきた体調が土砂崩れを起こしました。お金のこと、申請のこと、仕事のこと、ビジュアルや物販のこと。身体と心はガタガタですが、止まるんじゃねぇぞ…という具合です。

公演準備で貯金を使い果たしたカッスカスの通帳とは反対に、創作意欲は元気です。

公演中止にあたっての諸々の申請とか連絡、物販の準備をしながら、新しい脚本と企画書も書き始めました。

私も馬鹿なんじゃないかと思います。お前休めやと今日の反省会でも言われました。でも止まったら何も出来なくなるかもしれないのがいちばん怖い。私は私のやりたいことを、書きたいことを、やり続けたい。だから止まらないようにしたいなって、そんな感じです。

 

纏まりないなあ。

ビジュアル公開と、物販と、あとこの悔しさを元にバチバチに対抗策を練った延期公演や新作と、全部全部私はやるつもりだから。だから。申し訳なさや悔しさや苦しさを全部これからに活かすから。

どうか、少しだけ、待っていてください。頑張ります。たまに頑張れーって言ってくれると、私が嬉しい。

 

よろしくどうぞ、ご贔屓に。