そらの孔日記

荒井ミサがたまーに書く日記。

求・頑張るの魔法

ヤバい。なんもできない。

ここ1ヶ月半そんなかんじ。頑張るぞー!アレやるぞー!コレやるぞー!の魔法が全くもってかからなくなっちゃったんすよ。なんでだろう

 

人に連絡しなきゃとか、データ加工しなきゃとか、延期先の小屋取らなきゃなとか、新しい脚本書かなきゃとか、ご飯食べなきゃ寝なきゃ仕事行ってお金稼がなきゃとか。最後のはギリギリやれてる。と思う。仕事でもミスが増えたな、申し訳ないな、考えすぎって言われるけど嫌なこと沢山考えちゃうな、とかとか。

 

人間としてでろでろになりそうで、9月末から週末1回は外に出るようにしました。演劇の話をしに行ったり、ワクチン打ったり、赤桐遥と酒飲んだり、西武園ゆうえんち行ったり。密を避けつつ外に出て、人と共に生活して、原型を留めたままでいようって。

 

人に見られてると人の形留めてられるんだなーって思うんだけども、もうそろそろ厳しい気もする。私の原型を留めていたものはなんなんだろう。

 

私じゃなきゃいけんのかなぁ。

やっぱなるか、VTuber

 

 

結局演劇を通して自分を形作ってた、そんなでろでろな人間を、形にしてくれる人がそばに居てくれて、一緒に演劇してくれるといいなと、思うのです。

 

構われたいわけでもなんでもない、私の今の状態を書き留めた物なのでした。

公演延期のご報告

お久しぶりです。演劇企画ヱウレーカの荒井です。

このブログにも足を運んでいただけるということは、私、ないしヱウレーカのことを気にかけていただいている、興味を持ってくださっている方なのではと推察いたします。閲覧いただきありがとうございます。

 

この度、演劇企画ヱウレーカは、2021年9月の上演を予定していた『常久のロンダ』『躒日のリヴォル』両作の公演延期※を決めました。(詳細はこちら

コロナ禍の中でも参加の意志を固めてくれていた関係者各位。数え切れないサポートをしてくれた劇場関係者様。そしてなにより、上演を楽しみにしてくださっていたお客様。皆様に対して、この場を借りて謝罪と御礼をお伝え出来ればと思います。

このような判断をしてしまい、申し訳ございません。これまで応援してくださって、ありがとうございます。

 

この二作品をお待ちいただいた皆様に少しでも楽しんでいただけるよう、映像やビジュアルの公開・販売準備を進めてまいります。お待たせしてしまい恐れ入りますが、暫しお待ちくださいませ。

 

 

 

 

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ここからは私個人の話。

 

この時期に公演をすると決めたのは、2020年の話でした。本当はリヴォルと別の作品で同時上映するところを、延期したロンダと抱き合わせた形でした。

公演中止や延期も有り得るけど、ワクチン接種など、現状よりマシになっているだろう、と考えていました。オリンピックやらないと思ってた。

でもそんな事なかったしなんなら色々炎上したり問題起こったり緊急事態宣言出まくったりで、劇団としてのコメントにもあったとおり現在も未来も「正直よくわからない」です。

ずっと怖いし、ずっと不安。でも演劇がしたい、というのなら覚悟持って守るもの守ってやることやって、状況見ながら考え続ける。というのが私の行動指針でした。

公演2週間前に急だな。そりゃそうだと思います。粘って粘って、沢山考えて、それまで誰からも意見があがってこなかった状況も怖くなって、劇団員を招集しました。

満場一致で「やりたいけど、情勢や興行、安全性を考えると難しい」という意見でした。そして、後者を覆せるだけの根拠がなかった。その日のうちに延期を決めました。

笑うくらいしか出来なかったです。現状の恐ろしさに対する認識が薄れているんだなとも思いました。ずっと変わり続ける状況であれど、慣れとか、飽きとか、当たり前とか、そういうものになってしまったのかなあ、と怖くなりました。

 

公演延期を決めてから、騙し騙し走ってきた体調が土砂崩れを起こしました。お金のこと、申請のこと、仕事のこと、ビジュアルや物販のこと。身体と心はガタガタですが、止まるんじゃねぇぞ…という具合です。

公演準備で貯金を使い果たしたカッスカスの通帳とは反対に、創作意欲は元気です。

公演中止にあたっての諸々の申請とか連絡、物販の準備をしながら、新しい脚本と企画書も書き始めました。

私も馬鹿なんじゃないかと思います。お前休めやと今日の反省会でも言われました。でも止まったら何も出来なくなるかもしれないのがいちばん怖い。私は私のやりたいことを、書きたいことを、やり続けたい。だから止まらないようにしたいなって、そんな感じです。

 

纏まりないなあ。

ビジュアル公開と、物販と、あとこの悔しさを元にバチバチに対抗策を練った延期公演や新作と、全部全部私はやるつもりだから。だから。申し訳なさや悔しさや苦しさを全部これからに活かすから。

どうか、少しだけ、待っていてください。頑張ります。たまに頑張れーって言ってくれると、私が嬉しい。

 

よろしくどうぞ、ご贔屓に。

あの日の血液へ

目次

  1. はじめに
  2. 私の好きな物
  3. 自分だけの世界
  4. “卒業”という感覚
  5. おわりに

 

 

はじめに

これは、新世紀エヴァンゲリオンシリーズの完結を目撃した私の、備忘録です。ネタバレはしませんが、観終わった人間の言葉であり、終劇後の精神的感想を一部記載しています。ご注意ください。

 

 

私の好きな物

庵野秀明監督の作品が好きだ。初めて触れた作品(※1)であるエヴァンゲリオンは、兄の影響で知った。一切説明を加えぬ兄の横で、小学生の私は食い入るように画面を見た。兄のアニメ鑑賞(※2)にくっついて観ることが多かったのだが、エヴァが明らかに異質だということは早い段階で気づいていた。

良い意味でショッキング。登場人物より歳下という状況が多い中で、あまりにも生々しく、近いようで遠い場所の話であることを、幼いながらに感じていた。シンジくんがウザい、話を聞かなすぎ、等の意見もよく耳にしていたが、私はそんなに気にならなかった。何なら経験上の共感をしていた。“合っていた”のかもしれない。まだ理解できない考えや行動、そして言葉の数々をもってしても、目を離すことが出来なかったのだ。ここまで来ると、吸い寄せられたのか、呪われでもしたんじゃないかと思う。

高校生になり、スマホを手に入れ、情報に簡単にアクセスできるようになってからはもう泥沼だった。コンテンツに内包された、知らなかったこと、わからなかったこと、知りたいことを吸収していく。最高に楽しかった。

そして特にこの頃から、自分でも作品を創ることに興味を持つようになった。二次創作ではない、自分だけの作品を、世界を持ちたいと思った(※3)。

 

 

自分だけの世界

今思うと、ここが源流だったのかもしれない。私は今では自分だけの世界(物理/精神)を拠点にした作品を創るようになった。

高校の文芸部に入部した私は、俳句や小説、詩を書いた。はじめて完成させた小説は、夏休みに飛び降りようとする男の子を止める女の子の話だった。結局止められず、飛び降りてしまうのだけど。新米部員である私に、顧問の先生からキッチリ赤入れが入ったことをよく覚えている。初めて書く子は、偉人の言葉を引用したがるんだよねー、と言っていた。影響を受けた言葉や音楽は、少なからず、いや確実に、作品を形作る血液の一部になる。それは私に限らず、多くの創作活動家に当てはまるだろうと思う。作品への評価や“○○っぽい” “○○のような”といった何かを紐づける行為、そして創作には、必ず頭の中の引き出しが関わってくるものだからだ。

私にとってのエヴァは、その中でも大きな引き出しで、他の作品に手を伸ばすキッカケや考え方など、多くの部分へ影響を及ぼしていた。のだと思う。創作はもちろん自我にも大きな影響を与えていた。言わば、バイブルなのかもしれない。

バイブルの頼り方は人それぞれだと思う。私はというと、劇作をするようになって、行き詰まった時にはすぐにエヴァを頼った。そんな時は、旧劇場版と新劇場版Qを浴びるほど観た。作業用BGMといっても差し支えない。バイブルという言葉では済まないほど、色々な意味でお世話になっている。(シン・ゴジラははじめて映画でリピートした)

 

 

“卒業”という感覚

そんなエヴァが完結した。

近場の映画館へ向かう際、正装に近しい服装でゆかねばと全身黒にワインレッドのジャケットを羽織った。(なんなら産まれる前に放送は開始していたが)出会ってから、私の半生と共にあった作品が終わる。卒業式に同席するような気分だった。

とは言うものの、実は昔から“卒業”というものに疎かった。何かが終わる感覚が薄かった。コンテンツの終わり(≒卒業)も、あまり強く意識したことがなかったのだ。だから、こんな格好では行くものの、私は終わりを受け取れるのかと不安でいた。

ただ、エヴァは違ったのだと、終劇後にわかった。呆然として、席から立てなかった。血が流れるのではない、突然胸に穴が空いたような感覚だった。しかも恐ろしいことに、時間が経てば経つほど、その穴は広がっていく。終わった、ではなく、終わってしまった、と感じていた。この節目に立ち会えたことへの喜びと、ジワジワと襲う寂しさ。これが“卒業” なのかはわからないが、私はそうだと思いたい。

※ふせったーでのネタバレ感想はこちら

 

 

おわりに

脚本演出として初めて舞台を創った(※5)時、現場で呼ばれた「畝傍(※6)の庵野」という言葉が、恥ずかしいけど嬉しかった。はじめて上演用に書ききったお話で、私はあの脚本を原点にして頂点だと思っている。なんならその頃の私が庵野秀明監督の過去話と重なる行動をとっていた事も分かり、先日友人と大笑いした。大好きな作品を創った方の名で例えられることで、あの日の私は、あの日の血液は、最高で最強になれた気がした。

けれど今、庵野秀明監督の作品の血と、私の作品の血は違うことを、決して忘れてはいけないのだと思っている。あの日の血液も、今日この時の血液も、決して誰のものでもない、私だけの血液だ。

 

あの日の血液へ。

いつか、私たちだけの、最高の“卒業”をしよう。

 

 

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※以降、注釈

1:厳密には、セーラームーンの変身バンクなど、監督していなくとも関与した作品に触れたのはもっと昔、保育園児の頃だったような。

2:他にも涼宮ハルヒの憂鬱らき☆すたCLANNADといった京都アニメーション作品や、スーパーロボット大戦などのゲーム作品。はたまた漫画やニコニコ動画との邂逅に至るまで、ほぼ兄のおかげである。

3:これは歴史沼にハマりきる前の話なので、まだ日ノ本の構想があった訳ではない。

4:あの頃の作品を数年ぶりに読み返してみたけれど、荒削りながら確実に今の自分の源流と言えるような思想を書きなぐっていて驚いた。

5:劇団畝傍座鳳祭公演『ミネルヴァの梟』(2016年11月)。

6:専修大学演劇研究会である、劇団畝傍座の略称。

私はリカちゃん(ではない)

どうもどうも!こんばんは、荒井です。お元気ですか。元号決まりましたね。あの額縁出す時の隠れきらない嬉しそうな顔最高でしたね。

 

あの元号が発表されていた頃、私はお仕事をしておりました。はい、社会人1年生です。ドキドキ❤社会人編です。ドタバタしておりますが、研修受けたりお弁当作ったり空いた時間でお花見したり、苦しかったり楽しかったりな日々を過ごしております。

でも、ブログに書こうと思ったのはそこらへんとはあんまり関係ない、いやあるけど直接的には関係の無い話。あんまいい話じゃないけどモヤモヤしてるから書いちゃった話。

女の子の話です。

 

 

女の子なんだから

見てくれの通り、私は性別上「女性」です。1996年12月31日生まれ、お仕事も始めた成人女性です。

私は3人兄弟の真ん中っ子でして、兄と弟に挟まれた唯一の女の子なのですが。それゆえ、たまに、いや割と、「女の子」であることを議題に取り上げられるのですね。親に。

 

ドラマとかでクソ夫とかお侍さんとかが言う(偏見)お前は女だから〜みたいなフレーズですが、親からよ〜〜〜〜〜〜〜く聞きます

女の子なんだから可愛げをもって、女の子なんだからあれあれそれそれ。

ひとり暮らしの家具もピンクっぽいものばっかで。家電はセットが白かピンクしかなかったから仕方ないかもしんないけど、ベッドとかカーテンとかカーペットとか、私ピンクより青とか茶色が好きって言ってもさ、ダメだしさ、女の子っぽい可愛いお部屋の出来上がりですよ。家に来た子に「意外と女の子っぽい!」って言われるの、本当は嫌だったんです。今の家になって、ちょうど都合よく処分したんですよ。ピンクと白の、特に女の子っぽいと言われやすかったベッド。マットレスとかは変えてないけど今凄く気持ちいいです。

 

本題

実は最近というか先週頭とかにまたお酒に呑まれまして。記憶飛んでる最中で最寄りのATMでお金おろしてカバンを置いて帰っちゃった日があったんですよ。「カバン無くして〜」みたいなツイートした日。あの翌日ちょ〜〜〜〜〜うど父が東京に様子を見に来る日でして、親にバレたんですね。それについてはまあ言われはしましたが割と軽く終わったのですよ。それ以降私は本気で怖くなって会社の飲みでもお酒を最大2杯で止めると決めたし宣言したのですが、そこらへんは置いておいて。そのせいなのか否かは定かではないのですが先程母からLINEが来ました。

 

母「LINEのアイコン、お酒を飲んでるから酒好きの軽い女に見える。自分の価値を下げるから今すぐ変えて」

 

アイコンは、この前ご飯を食べた時の写真で、引きでピースしてる近くにワイングラスがあるなー程度のやつで。なんなら全然前から変えてたんですけど、今日いきなり言われて。そこまで干渉するもんかと思いつつ、変えなきゃめんどくさいのもわかってるので、感謝を述べて、秋にした和装の写真にしました。

 

\ティートゥンッ/

母「次の写真、いいね」

 

初任給でリカちゃん人形買って着せ替えててくださいって送り付けようかと思いました。

今日はオンパレードだったので、朝は父から連絡が来まして。

 

📞父「お前は女の子なんだから、結局可愛げのある女の子の方が好かれるんだからもっと可愛げを、」

 

朝からなんの拷問だ?

大学生の頃から、特に母は、女の子なんだから20時以降は基本出歩くな、夜はバイトするな、などなど言われておりました。社会人になりましたが、歓迎会終わりで22時過ぎに帰宅連絡をしただけで不満そうな声。

お兄ちゃんは夜勤のバイトしてたじゃんと話してみたこともあったけど、「お兄ちゃんは男の子だから」「アンタは女の子なんだから」の一点張り。

 

遅れてきた反抗期みたいにモヤモヤしちゃうんですよ。「女子がみんなクソ細くて胸デカイ少年漫画ヒロイン体質だと思うなよ!!!!」と同じくらい言いたい。

娘という名の女の子に理想抱きすぎないでほしい

 

男の子になりたいと言っていた時期があったけど、今思うと女の子じゃなくなりたいなあという気持ちだった説ありますね。

 

 

終わり方に迷うマン

なんて締めればいいかわかんないんですけども、なんか、なんか、モヤモヤするしあれだけ空いてたお腹もヒュッとどこかへいきました。

反論したり喧嘩できるだけの強さがあればよかったなあ。とりあえずリカちゃん人形は買うかぁ。

うーん、とりあえず何食べよっかね!!!!

 

難儀ですね。

ってことで、おやすみなさい!

 

最近の生活

最近の話

こんばんは、荒井です。

演劇から離れた、最近の話を書きます。というのもこのブログ元々日記にしよって気分でも始めてたので…。

これから前みたく演劇をバンバカ出来なくなるので、せめてブログとかTwitterくらいまめに動かそう的なそういうやつです。そういう。

 

Let's Go 社会!

早いものであと3週間もすれば社会人になります。ついに来てしまったかこの時がって感じです。で、それに際して色々変わったこととか、うーんってこととか、変わんないこととか、ありまして。

 

まず、変わったことの話。

大学生活も終わるので、住み慣れた街から引っ越しました。お部屋は狭くなりました。ニトリに行っていろんなもの買うの楽しかった。そして住み始めて早々にイベント発生。

>>>ベッド壊れた<<<

シングルベッドだったのですが、引越してから2週間そこそこでパイプの骨組み部分歪むし底の部分の木折れかけるし。4年目にして寿命が来たようです。南無南無南無南無。いうてまだそのベッドで寝てますが。次のベッドは収納付きにして服入れよう、あわよくばセミダブルにして大の字で寝てやろう、と意気込んでるのですがどれがいいか迷ってます。教えてその道の人。

あ、あと近くに商店街があって、……いや、あってどころの騒ぎじゃなく頑張れば行ける商店街何個もあってどうしたって気分です。お肉屋さん、お魚屋さん、八百屋さん、パン屋さん、などなど。なんというか、生活が楽しい。

八百屋さんのお漬物もパン屋さんの甘食も美味しい。美味しいは正義。雨の日に石畳でつるって滑って転んで小学生達に「大丈夫ですか…!?」って言われちゃった時も、パン屋さんの甘食と和菓子屋さんのあんころ餅が美味しかったからどうにかなった。

美味しいものだけは自分を裏切らないと信じてる。

 

 

うーんの話。

新しく知り合った方々が期限や時間というものに対してものすご〜〜〜〜〜〜く緩かったり。2時間遅刻されたり遅刻の末に会議が流れたり課題というものをやらなかったり遅刻連絡/謝罪なし基本だったり。社会の歯車とはよく言ったものですが、そう言う割には案外錆び付いてんじゃねえかなと思ったり。

あとなんかTwitterでもちょうど見たヤツ。

 

「自分をいじめてた元いじめっ子がいじめ系のドラマとか見てああいうの良くないよね😰😰😰みたいな反応するの見て〜」

 

実際なったことあるけどキライイヤだ腹立つ、みたいな負の感情って必死に傷口縫って隠してたり見えなくなってるだけだからなって声を大にして言いたいし、種類や場所によっては隠しててもずっと見てるというか覚えてるというか忘れられないからなって。なにずっと引き摺ってんのって、無自覚って便利だし楽だよどこに傷があるかさえ知らないんだから。え〜そんなことあったっけ〜ってヘラヘラヘラヘラしてる人とかころっと手のひら返してる人、実際忘れてないし心の中では軽蔑しますし実際何かあったら牙剥くからな。と思ってしまったり。

でも自分が無自覚にそちら側に回ってしまった場合もあると思うし実際あるし、その時は自覚するしかない気がした(逆の立場からしたら自己満だと思うけど自覚しないで生きてるの凄い気持ち悪いと思ってしまった)。

 

 

締めるの難しい問題

え、日記って締めるの難しいな。

世の中!!!!って思いながら今からお酒飲もうと思います。あったかい濃いめのココア作ってウイスキー溶かしたら美味しいだろうなって企みが成功したかしてないかはまた今度。

 

それではまたの機会に🙇⋱♀️

 

 

ヱウレーカ「廻盗インフェリチタ」振り返り

遅くなりましたが

演劇企画ヱウレーカ第2回公演「廻盗インフェリチタ」、無事終演致しました。ご来場頂いたお客様、応援してくださった皆様、関係者各位、そしてそして、座組の皆。本当に本当に、ありがとうございました。

第2回公演。振り返ってみると、第1回とは別ベクトルでとんでもなく濃かったなあと思います。ホントにとんでもねえ。打ち上げの記憶は半分あって半分ないです。

 

何がとんでもねえって

大前提として、私は第2回公演の公演時期について、「2018年度冬予定」と打ち出していました。とどのつまり2019年3月31日までの間。そして2/9-11に上演するというの意思を固めたのは11月の下旬。自分で言うのもなんですが、振り返ってみればとんでもないスピード感で全てを決めていったなあと。稽古開始までの1ヶ月弱で台本とフライヤー(と卒論)を書く生活は2度と送れない気がする。

やると決めてから本番が終わるまで、光の速さで過ぎていって、本番からもうそろそろ3週間かぁなんて思ってます。3月て。光の速さって怖いな。

でも稽古は光の速さだけどぎゅぎゅっと濃縮還元タイプだし稽古場は真摯な曲者揃いだしでヒイィ戦争だあァって感じでした(?)。役者さんにはじまりスタッフの皆様に至るまで芯をしっかり持ってる人を集めた結果、ご覧下さい見事な歯ごたえ!舞台上では埋もれるという言葉がどこかへ飛んでいき、裏方はもう縁の下どころじゃない力持ちとなってくださいました。

今回も私の考えるさいきょうのメンツを揃えましたし、心強かったなあと今でも思います。私自身、申し訳ないことに直前までやり忘れることとか抜けてることとか沢山ありました。迷惑もたくさんかけました。ごめんなさい。それでも最後まで一緒に舞台を創ってくれた皆には感謝しかありません。ありがとうございます。ポンコツながら、ご一緒できて嬉しかったです。


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そして今回も恒例(?)のあとがたりというか、補足的な話をぽつぽつと。番外編文庫にたくさん裏設定とか作品背景の説明を書いたので、ここにはそこに書いていない話とか+‪αの話を。

 

タイトルについて

今回のお話。「廻盗(かいとう)インフェリチタ」というタイトルですが、まーた読みづらいタイトルつけよってと自分でも思います。なんかもじるのが好きでついつい…。

大枠としては【インフェリチタ(イタリア語で不幸)を盗む怪盗→幸と不幸という二律背反≒輪廻→輪廻を盗む怪盗】という流れで。あとは【幸と不幸はぐるぐる巡る(ラスト周り)】というかんじで。割とすんなり決まりました。

輪廻を盗む怪盗、という部分に重きを置いた、繰り返す呪縛を断ち切り幸せになるためのストーリー(ざっくり)。

ちなみにインフェリチタ(不幸)の反対語はフェリチタ(幸福)なので、稽古場でいい事があると役者さんがフェリチタって言ってました。楽しそうである。

 

呪いの話

(※ここからめ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ちゃくちゃ個人的な話をします。作品に対して自分の持ってるイメージや考察を崩したくない方へはスキップを推奨します)

このお話は、私目線では、たくさんの呪いを煮詰めたお話でした。呪いと救済みたいな。そう書くと気の所為だとしてもかっこいいな。ひとつは【おかあさんの呪い】、もうひとつは…なんて言えばいいんだ…あの……【よのなかの呪い】とかでいいんですかね。呪いをたくさん詰めて作った蠱毒を派手な包み紙でラッピングしてみなさまにプレゼント!みたいな気分でした。あっすいません返品できないですごめんなさい石投げないで!!!!

 

①【おかあさんの呪い】

主人公バディ&母娘バディに込めた呪いですね。

遠回りな話になるんですけど、おかあさん(みたいな存在)の言葉って絶対なんですよ。子どもにとって、(子どもがいくつの時までかとかどんな子かとかそういう差はあれど、)おかあさんって呪いをかけられる人だと思っている節があるんです。おかあさんがダメって言ってた、おかあさんが悲しむ、とか。価値観の共有ですね。母親然り、学校における先生とか、何かしらの分野での師匠とか、そういう人。

そんな律儀に従わんでもと思うかもしれません。でも、きっとおかあさんに愛されたい・認められたい欲ってある程度存在するのかなって思うんです。ほら、マリアが全ての母みたいなこと言うけど聖なる母マリアに愛されたい、母に愛されたいって気持ちはきっとある程度深層心理か何かであるんじゃないかと思えるみたいな。

でもそれは時に呪いになるし、気付いてもそこから離れることにとてつもなく力が必要となるし、下手をすればそれは決別となる。「ママの幸せは、私の幸せじゃない」って台詞は執筆中のパソコンの前でも、演出席でも、舞台袖でも、ウワアアアってなったなあ。でも、この呪いからの救済は【決別】か【歩み寄り】しかないんだろうなって思ってたので、欲張りさんだから両方同時に板の上にドンッしました。

 

②よのなかの呪い

こちらは刑事バディ&衣通姫周り全員に込めた呪いです。

世間の目ってあるじゃないですか。お話についてのこれがいい、これが悪いなんて世間の流れが決めること。極端に言うと、昔はふっくら白粉まろ眉女性が流行ってたのに今はほっそりファンデ平行眉女性が流行り、評価される、みたいな。もちろん世間の目があるから、評価は大事だけれど、何が面白いかなんて個人が決めること。何がやりたい、何が面白い、何が好き、何が幸せ、それを周りに強要される必要はないはず。

それこそこちら衣通姫でのパターンですが(←以降は個人の感想です)

 

「これが君の才能だよ!」←ありがとうございます嬉しい!

「〇〇するともっとよくなるよ!」←ありがとうございます参考にする!

「〇〇しなきゃダメ(本人目線での理由なき否定、からの実力行使)」←ちょっと待ってくださいなんのためのFight a Libertyだ畜生

 

無論この〇〇が本人の納得出来るものであれば2段目のやり取り後修正すると思います。が、しなきゃダメとか、強制って、理由がないと割と不満を抱き/抱かれやすい。でもこれってよくあることな気がするのです。それが無知ゆえであれば自分の非力を嘆きます、でもそうでない場合は全力でぐぬぬぎりりと歯軋りをしながら呪いに昇華する。例えば、【自分ならこうする】とか【自分の常識】みたいなものだと特に。今回は特に後者を巡る争いですかね。地雷とか解釈違いって存在がしっくりくる気がする。

そしてこの【よのなかの呪い】の怖いところ。人の目。【おかあさんの呪い】はおかあさん単体でしたが、今回はひろーーい沢山の人の目。何が才能がある、面白い、常識、幸せ、不幸せ、それを見定めるよのなかの人の目が離してくれないのです。自分は自分だからなんて甘いこと言ってる暇あるなら俗世から離れる為のジェット機をGETしてくるくらいしなきゃって程度にはこびりつく。

その点めちゃくちゃわかりやすいのは久遠さんと小倉君。あの場の判断で久遠さんは幸せ、小倉君は不幸と【なりました】。逆に言えば、判断側次第ではこの判定は簡単にひっくり返るのです。序盤は逆でしたし、久遠さんの最後の姿を土佐警部に見られたらまた話は違ったでしょうし。よのなか用のチュールとか売り出さないかな。

(※あれ?じゃあアマテラスが最初に久遠さんを幸せと判定したのは何でだ?って話。アマテラスは「本人の意思」を汲み取るモノですから、久遠さんが心の底で自分を幸せと思うならばそれ即ち幸福と判断したのです)

 

つまり(?)!①と②の呪いを合わせた結論は!!No More 価値観の押しつけでした!!!解釈違いは良い文明!!!!人には人の乳酸菌!!!!!

ハイ解散ッ!!!!!!

 

最後に、次ってどうなるの?

やりたいことは!オリジナル大河と!箱庭ガールズと!御伽噺と!あとなんだ、あー、えー、たくさん!!!台本の構想だけは沢山あるから、自分でもがいたり、はたまたどこか誰かの演出家さんの手を借りたりしながら、板の上に上げていきたいなあと思っています。が、次というものがいつになるか、何をするかはわからないのです。なんてこった。

 

というのも!ご存知の方もいらっしゃると思いますが!荒井は!4月から!就職しますからね!!!!大学も無事卒業しましたので確定ですありがとうございます!!!!

止まる気は無いです。やりたいことはめっっっっっちゃあるし、少し先にはなるけどお話することもあるし。でも、次回公演の目処が、まだ、立っていない……!!!GWとかやれればいいんだけどなあ。早く有給取れるようになりたいなあ。

学生じゃなくなる分、ヱウレーカも荒井もスタイルを変えてかないとなーって思いつつ。まあまずは慣れてかないとなって思いつつ。次まで少し休憩しそうだけど、みんなに忘れられないように、忘れられてても思い出して貰えるようになろうって思いつつ。春を待ってます。お花見したいな。

 

 

長々と失礼致しました。また皆様とお会い出来ますようにと祈りながら、筆を置きたいと思います。

宜しくどうぞ、ご贔屓に。

 

またね。

2018年振り返りコーナー

マッサージチェアからこんばんは、荒井です。そろそろ終わりますよ2018年。今年は学外でも沢山舞台に出演したなぁと。

というわけで、よーし1発振り返ってみようのコーナーです。いえーい。

 

2018年演劇関係まとめ

月…団体『タイトル』/役名、その他

  • 2月…劇団畝傍座本公演『moon walk』/校長先生役
  • 2月…液化アンソロジー選ばれたのは彼女でした』/広告代理店ちゃん役
  • 5月…たすいち企画公演『サイキック・バレンタインbitter/sweet』/稲葉恵良役(sweet ver.)
  • 7月…feblabo×シアターミラクルプロデュース『ホテル・ミラクル6』/悪魔役(ホンバンの前に6)、マリ役(ビッチの品格)
  • 8月…怪奇月蝕キヲテラエNo.4『同情するなら金を積め』/宣伝美術
  • 9月…演劇企画ヱウレーカ旗揚げ公演『幻壊パラダイム』/案内人役、脚本演出、宣伝美術、衣装
  • 11月…劇団畝傍座鳳祭公演『ミネルヴァの梟』/脚本提供、助演出
  • 11月…チョコレートキャッスル 隔月ワンビル短編公演(終)『KILA』/連綿旭役

 

ほぼ隔月で舞台に立ってましたね。ありがたやありがたや。

「スケジュール調整すればいけるっしょ(就活)」「いやいうて書けるっしょ(卒論)」「サークルも引退したしこれは好き勝手やれますね」という舐めプをかましましたが、並行してよくもまあやったもんだ。団体抜けたり団体立ち上げたりはいそりゃあもう激動の1年でしたとも。

たのしかったけどな!!!!

 

ちょい細かく振り返るムーブ

【2月 劇団畝傍座本公演『moon walk』】

こちら、大学の演劇サークルの引退前最後の公演ですね。サンタさんの元に行けるのいい子なおもちゃだけ、動くおもちゃたち、おもちゃの学校。私はおもちゃの生徒達へ愛をたっぷりそそぐ校長先生(ラスボス)でした。イエーイ。「好きにやる」って言葉があんなに難しく聞こえた時期はなかったなあ。劇中の「愛の赴くままに」って口癖、わりと好きだったりする。

私が演劇を本格的にスタートするきっかけになった団体からの卒業。お世話になりました。

 

【2月 液化アンソロジー より『選ばれたのは彼女でした』】

キヲテラエ、背傅館、フィグスの合同企画で、私は三浦さん脚本/高尾さん演出/山田さん出演というとんでもねえチームに配属されました。ええ、ビビりましたよそりゃあ。

語弊が生まれて欲しくはないのだけど、今までで1番、演技とか台本とか、芸術としての演劇に対する向き合い方が丁寧で真摯だったと思う。演技しててエアコンの音うるせえと思ったの初めて。高尾さんはすごいや。山田さんもすごいや。そしてここから始まる寺西遥との軌跡もすごいや。

邂逅して2日目で擬音語会話を始めたのはいい思い出。

 

【5月…たすいち企画公演『サイキック・バレンタインbitter/sweet』sweet ver.】

ね、ね、念願のたすいちだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!

エンタメだいすきbot荒井、いつの日か出演したいと思っていたたすいちの舞台に立ちまして。憧れのたすいちです。オーディション受けた時点で楽しかったし出演することになるしでもう本当に目崎さんありがとうございます(?)それで、そりゃあもうたのしかったですとも。個人的に憧れのサディさんと!並んでいる!ヒイィ!!!ってなって配役決まった時滅茶びびるし。ピンク!ピンク!白衣!でダウジングマシーン振り回す女って客観的に見たらヤバいんだろうな。

なんだろう、向き不向き才能個性などなど別として、「わたしが好きな演劇」をやれたなあと思いました。

 

【5月 怪奇月蝕キヲテラエ脱退】

No.1からNo.3、WS公演に液化アンソロジーと、たくさんたくさんお世話になりました。演劇が嫌だから辞めるとかじゃなくて、好きだから続ける、その上での判断でした。てか書いてて気付いたけど脱退して半年経ってたわ…うわあびっくり…。とか言いつつすぐ宣伝美術やってるし当日制作入ったりしてるんですがそれはまたつぎのタームで!!!

畝傍座に引き続き、もうひとつの母体からの卒業ということで。本当にお世話になりました。ありがとうございます。と言いながら3人とそれぞれまだまだ関わりがあるのだけども!卒業ッ!

 

【7月 feblabo×シアターミラクルプロデュース『ホテル・ミラクル6』】

エッ?????あの?えっちな短編集に?私が??いやオーディション受けたんですけども!!!!!!!

エッチなやつ出るの?エッチな演技するの?って知り合いがざわついてた。残念だったな!脱がないし喘がないしベッドの上では密談しかしない!!!!なんならラブホ芝居なのに突如悪魔として登場したゾ!なんというか、女5人の座組で、選カノにも通ずるけど、役者同士の作品への取り組み方みたいなのを学んだ気がする。

 

【8月怪奇月蝕キヲテラエNo.4『同情するなら金を積め』※宣伝美術】

えっお前脱退したやんけって思ったそこのあなた。大丈夫です、その感覚は正しい。

脱退はすれどお仕事は一緒にさせて頂きます!フライヤー!レタッチとかもカンペキなお写真を使ったフライヤー作成は初めてで、ふおお…やべー…と興奮しっぱなしでした。あと本番初日には終演後流れるように物販の机を設置する当日制作のお姉さんになってました。あれ楽しい(?)

 

【9月 演劇企画ヱウレーカ旗揚げ公演『幻壊パラダイム』】

ヱウレーカ「幻壊パラダイム」 振り返り - そらの孔日記

こっちのブログを読んでくれればわかる!!!!

旗揚げ、ホントにいろんな人に助けてもらいながらなんとか叶いました。っていう公演ですね。好きな人と好きな時に好きな演劇をやる。たのしかったなあ。

ただ、千秋楽に襲いくるチャーミー(台風)、テメーはダメだ。

 

【11月 劇団畝傍座鳳祭公演『ミネルヴァの梟』】

自分の作品がまさかこのタイミングで再演されるとは思ってなかったんだってめっちゃ言ってる気がする。引退したサークルで処女作が再演される。不思議な気分だったなあ。

それこそ5月のサイバレでもあったけど、初演と再演ってまた違う味を出せるし同じ味を出そうと試みることもできるし、っていう面を改めて感じた公演。みんないい子達だった。

 

【11月 チョコレートキャッスル 隔月ワンビル公演(終)『KILA』】

みんな、短編の概念って知ってるか。私は気付いたら短編公演として105分芝居の舞台に立っていたんだ。何を言っているかわからないと思うが心で感じてくれ。

ツインテ!ニーハイ!そしてロリ(11歳)!

おうなんだなんだケンカか?暴力的だなおめーって感じでした。役と自分の距離感が今年で1番近かったんじゃないかってくらい素の私と似たような身体の動きをした役だったなあ。お前テロ起こすんかい。

 

 

ざっくりまとめるムーブ

今年は出演6本、宣伝美術2本、脚演1本、提供1本。たくさんたくさんお世話になりました。本当にありがとうございました。

 

Twitterとかでたまに言ってますが、私は来年の春に就職します。都内だし、やりたかった仕事だし、仕事外の時間きっちり取れるし、就職することにネガティブな訳じゃありません。働くのはうーむって感じですが笑

でも今までと同じように演劇をすることが可能かは、正直全然わかりません。それでも私は演劇が好きです。というか、演劇を創るのが好きです。だから、どんな形になるかはわからないし、上手く行けば今までと近い形になるかもしんないし、下手したらめっっちゃ時間なくなるかもしれないけど、演劇と付き合い続けたいと思ってます。年の瀬だし、まとめというか、これからの話になっちゃいました。わあ。

まあ!まずは!2月のヱウレーカ第2回公演『廻盗インフェリチタ』ですね!!これから先はどれが最後の作品になってもおかしくないので、変な気が締まる感じがあって。でも地に足つけて、いつも通り、頑張りますです!!!!

 

こんなふわふわな感じですが、これからも、具体的には来年も、荒井ミサをよろしくお願い致します。そのついでに、ヱウレーカも贔屓にして頂けますと幸いです。

2018年、ありがとうございました。

2019年も、よろしくどうぞ、ご贔屓に。